次期FRB議長「タカ派」指名で、ドルが155円台前半に上昇
〔東京外為 2日午前9時〕 東京外国為替市場のドル/円相場は、次期FRB議長に「タカ派」と目されるウォーシュ氏が指名されたことを受け、1ドル=155円台前半に上昇している。午前9時現在の気配値は155円19~21銭で、前週末比1円40銭の大幅なドル高・円安となった。
市場関係者は「利下げにやや慎重になるとの見方が広がり、ドル買いが強まった」と説明する。
為替市場の動きと要因
先月30日の取引では、以下のような動きが見られた。
- 欧州時間:財務省が為替介入なしを確認したことでドル買いが強まり、154円40銭近辺まで上昇。
- 米国時間序盤:トランプ大統領がウォーシュ氏指名を発表、154円70銭台に上伸。
- 中盤:ロンドン・フィキシング向けのドル売りにより、154円10銭台に下落。
- 終盤:次期FRB議長を巡る思惑で再び買われ、154円80銭前後に強含んだ。
2日東京早朝には、155円40銭付近まで上伸する場面も見られた。この動きの中心には、次期FRB議長人事をめぐる市場の期待と警戒感がある。
次期FRB議長指名の市場への影響
トランプ大統領が指名した次期FRB議長候補のウォーシュ氏は、他の候補者に比べ金融引き締めに前向きな「タカ派」と見られている。According to FX会社の市場関係者分析、これにより利下げペースが緩やかになるという観測が広がり、ドル買いを誘導した。また、同氏が元FRB理事であることから、FRBの独立性が保たれるとの見方もドルを支援した。
週明けの東京市場では、この次期FRB議長指名を好材料と捉えた買いが先行している。一方で、外為仲介業者によれば、「トランプ氏の人選であり、利下げ路線は継続される」との見方も根強い。さらに、日本政府・日銀による為替介入への警戒感も強く、156円に接近すると上値が重くなるとの見方がある。
ユーロの動向
その他の主要通貨では、ユーロが円に対しては上昇し、ドルに対しては下落した。午前9時現在のレートは以下の通り。
- ユーロ/円:183円85~86銭(前週末比上昇)
- ユーロ/ドル:1.1848~1848ドル(前週末比下落)
全体として、次期FRB議長人事が為替市場の最大の関心事となり、ドルの方向性を探る動きが続いている。


