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円売りとポンド売りが交錯 ドル円は162円台後半で推移、ユーロはZEW改善で底堅く推移

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円売りとポンド売りが交錯 主要通貨は狭いレンジで推移=ロンドン為替概況

ロンドン外国為替市場では、円売りとポンド売りが交錯し、主要通貨は全体的に狭いレンジで推移しました。

欧州株や米株先物が堅調だったことから、リスク選好による円売りが見られた一方、中東情勢の緊迫化による原油高が、日本の交易条件悪化を意識させる「悪い円安」への警戒感も広がっています。その結果、市場全体は方向感に乏しい展開となりました。

ドル円は162円台後半で推移。東京時間に162.43円まで下落した後、ロンドン時間には162.70円付近まで持ち直しましたが、値幅は27銭程度にとどまっています。

円売りの背景には株高によるリスクオンの動きに加え、中東情勢の緊張や原油価格上昇が円安要因として意識されたことがあります。また、週末の世論調査で高市政権の支持率が初めて5割を下回ったとの報道も、日本売りの材料として受け止められたようです。

ユーロドルは1.1409~1.1429ドルの狭いレンジで推移し、ややユーロ買いが優勢となりました。ユーロ円も185円台半ばで落ち着いた値動きとなっています。

市場では、7月のドイツZEW景況感指数が26.3と前回(10.5)から大幅に改善し、市場予想も上回ったことがユーロを支えました。一方で、イラン情勢や原油価格の上昇は、欧州経済の先行きリスクとして引き続き警戒されています。

ポンドはロンドン時間に入り軟調な展開となりました。

東京時間には、バーナム新政権によるエネルギー料金への付加価値税(VAT)撤廃方針が好感され、ポンドドルは1.3456ドル付近、ポンド円は218.73円付近まで上昇しました。しかし、その後は利益確定売りが優勢となり、ポンドドルは1.3420ドル台まで反落。ポンド円も218円台半ばへ押し戻されています。

市場では、バーナム政権の財政運営や、防衛費増額への対応を巡る不透明感が意識されており、「財源なき減税」への懸念もポンドの重石となっています。