NY円、一時154円台前半に下落 ベッセント氏「介入していない」
28日のニューヨーク外国為替市場でNY円は急落し、一時1ドル=154円台前半まで下落した。この動きは、ジャネット・ベッセント米財務長官が為替介入を否定した発言を契機としたものだ。
ベッセント財務長官の発言内容
ベッセント長官は米CNBCのインタビューで「(米当局は)いま円買い介入に動いているのか」との問いに「決してしていない」と明確に否定した。この発言が市場に伝わると、NY円は1円数十銭の円安・ドル高が急速に進んだ。According to CNBC.
「米国は常に『強いドル政策』をとってきた」
発言前の市場環境と介入観測
前週23日には、米当局が「レートチェック」に動いたとされ、これをきっかけに円高・ドル安が進行。27日にはトランプ前大統領がドル安を「素晴らしい」と述べたことで、ドル安傾向に拍車がかかっていた。こうした中、
市場関係者の反応と「強いドル」の真意
ベッセント氏の「強いドル」発言について、一部の市場参加者は米当局が過度なドル安を容認しない姿勢を示したと受け止めた。しかし、国際金融筋によれば、この言葉は必ずしもドル高を意図するものではなく、基軸通貨としての安定を重視する歴代の姿勢を表すものと解説される。今回の発言は、NY円を含む幅広い通貨に対するドル安が加速し、ドルの信認自体に影響が及ぶことを懸念した判断の表れとの見方もある。
背景にある米当局の通貨政策
ベッセント長官は、自らドル安を推進するよりも、他国による通貨安誘導を監視する姿勢を強調してきた。その背景には、アジア通貨が対ドルで実力以上に安く誘導されているのではないか、という問題意識がある。現在の市場では:
- NY円が154円台前半に下落。
- ユーロなど他の主要通貨に対してもドル安が進行。
- ドル安加速がドルの基軸通貨としての地位に悪影響を与えかねない。


